詐欺にあわないために ケース①

小栗建築工房

2017年11月23日 12:46

今日は現場作業の紹介から一旦はなれて、

詐欺と言ってもいいような、リフォーム勧誘事例を紹介したいと思います。



ケース①A様

奥様:「夫が屋根のリフォーム80万円を契約したのですが、大丈夫でしょうか」

と言う連絡でした。



経緯を聞くと、

業者:「近くの建築現場の足場の上から

A様の屋根がたまたま見えて、瓦が割れていたので、

これはまずいと思い寄らせていただきました」

と、直接訪問してきたそうです。



業者に対応した旦那様は、雨漏りはまずいと、修理費80万円の契約をしました。

心配になった奥様が、連絡してきたと言うことです。



その場の対応

①まずは契約をキャンセルすることをお勧めしました。

②後日、小栗建築が実際に屋根にのぼり、状況を確認します。

③本当に屋根の不具合があれば、信頼できる瓦屋さんにお願いする。
→どっちにしても屋根は直せる



後日屋根を確認したところ、築年数相応の劣化はありましたが、

直接雨漏りに関係するようなところはありませんでした。

写真を撮り、A様にお見せしたところ、安心した様子でした。



その業者は、瓦の割れた写真を見せたらしいのですが、

A様邸ではなく、おそらく他のお宅の写真のようです。



もっと悪徳になると、

「点検するだけで無料」と言い、

屋根にのぼったところで、

わざと瓦を割る業者もあるそうです。



屋根は下から見えにくい場所ですし、

一般の方には、本当に悪いかどうかは判断しにくいと思います。